「世界は舞台、人生は花道。君来たり、見たり、去りたり」

古代ギリシャの哲学者、デモクリトスの言葉です。

「乾坤一戯場」

中国の諺です。

乾は天、坤は地、戯場は劇場です。

国は違っても人間には同じような感覚があるようです。

それぞれ別々に考えられたものか、またどちらかの考えが伝播したのかはわかりません。

ただ、いま私には「自分」が現実に居る世界が劇場であり、舞台であるとの思いが有ります。

そして、その世界は自分の妄想の中にある、と感じるのが現実です。

愛も、性も、死も、音楽も、詩も、そして実際の現実世界もすべて「私」の妄想の中にあり、「私」の存在が失われてしまえば妄想も、そして世界も消えてしまうのです。

そう考えると少し虚しさを感じますが、綺麗さっぱり消滅してしまうことの美しさも感じられます。

美しさと云えば最近、汚職の疑いをかけられ閣僚を辞任した政治家の弁で、「自らの美意識で辞職する・・・」のような発言が有りましたが、政治家であればせめて「哲学で」といってもらいたかったと思いました。

まあ「政治力」で芸術世界に存在しようとするゲージツ家もいることですからね。

mousou